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 伝統工芸の展示会をやっている、という新聞広告を見た。

 もう、かなり前になるが、何かの機会があって、展示会を観に行ったことがある。その頃は日本橋も近かったので、ちょっとした暇つぶしくらいの感覚だったと思うのだが。でも、並んでいる作品に驚いた。心を吸い寄せられるように、見入ってしまったことを覚えている。
 展示されているのは、昔から伝わっている名品ではなくて、最近、たぶん、その一年の内に製作されたものなのかな、そういう部類の品々。つまりは、今現在の作品で、作り手は健在、まさに活動中ということになるのだと思う。
 何がどうすごいのか、みたいな話は、専門知識はないのでよく分からないけれど、ともかく、見ていて、はっとさせられて、感嘆の息を吐きたくなる。ありきたりの表現だけれど、感動というものを思ったものだ。
 今年の広告に載っていた写真を見て、あの時の感覚を思い出した。あれはすごかったな、と思い出した。それなら、また観に行けば良いことなのだけれど、近くについでの用事でもあればまだしも、結局、行かず仕舞いではある。もったいない、かもしれないが、でも、あの時の感動は覚えているので、それで十分、というのも、率直な思いなのだ。
 そんな大げさな話ではなくても、身近な所でも、いいなあ、すてきだなあ、というものに触れる機会があることは、日々にとって、暮らしにとって、とてもありがたい幸いであることを思っている。美術系に限らず、小説でも、ほんの一言の投書でも、あるいは景色でも、そういうものに出会う幸いは実にありがたいと、そう思っている。

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